ちょっとだけ怖い話 第1夜

８月29日（月）

これは昨年の話です。

仕事の集配中の出来事です。
もちろんフィクションではありません。

その日は天気のいい快晴。明るい時間帯です。
とある片側1車線の道で小さな渋滞が起こり流れが止まっていました。


止まっていた場所が　小学生以下が通うような　習い事の教室の前でした。（詳しくは伏せます）


反対車線側の歩道を小学3年生くらいでしょうか、女の子がこちらに向け小走りで走ってきます。


じっと見ていたわけではなかったのですが、ふと何か違和感を感じてその子を見ると・・・透けてるんです。


鎖骨あたりから上が・・・徐々に薄くなり、あごまではかすかに見えるのですが顔が見えない。


服もスカートも柄まで見えているにもかかわらず・・。


その子が近づいてくるにつれ、透けている部分が下へ下へと進んでいくんです。
右斜め前に来る頃には、靴まで消えていなくなりました。


慌てて後ろの車の人の表情や、周りにいた人、車など見渡しますが、驚いた様子はないんですよ。


見えていたのは俺だけ？
明るいせいもあり怖いという感覚はありませんでした。


仕事場に帰り妻にその話をすると、そこで過去に事故でもあったんかね～？という会話になりました。


そして翌々週、その歩道にガードレールが設置されました。


という、ちょっとだけ不思議な体験をしたマッハでした。